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文字の表示形式 |
文字の配置位置 |
フォントの指定 |
罫線の設定 |
セルの色・網掛 |
1 表示形式の種類と指定方法 |
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文字の表示形式には、標準、数値、通貨、会計、日付、時刻、パーセンテージ、分数、指数、文字列、その他、ユーザー定義が用意されている。 | |
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左図は、「2001/1/1」という日付をセルC1とセルD1に入力し、表示形式をセルC1は「日付」の元号表示で指定し、セルD1は「標準」で指定した結果です。 |
数式バーでは入力したとおりに表示されていますが、表示形式が設定されたセル内では表示形式の指定結果により表示内容が異なっています。 | |
文字の表示形式の指定は、表示形式を設定するセルまたはセル範囲を選択して、メニューの「書式(O)」、「セル(E)」を選択して「セルの書式設定」ダイアログボックスの「表示形式」タブ(下図)で行います。 また、設定範囲を選択して右クリックするとショートカットメニューが表示されるので、「セルの書式設定(F)」をクリックしても「セルの書式設定」ダイアログボックスを表示させることができます。 |
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「表示形式」タブでは、「分類(C)」欄(赤枠内)で書式を選択すると、右側(緑枠内)にオプションとして指定できる内容が表示されます。表示形式の設定結果は「サンプル」欄(青枠内)で確認することができます。設定が完了したら、「OK」ボタンをクリックします。 なお、オプションとして指定できる内容は、設定する書式ごとに用意されている組み込みの表示形式から選択します。(上図は、数値を選択したときのオプションの内容です。) オプションの組み込み表示形式にない書式に変更したい場合は、「分類(C)」欄で「ユーザー定義」を選択して自分で書式を設定することもできます。 |
2 ユーザー定義の表示書式 |
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ユーザー定義の表示書式を設定するには、 1.メニューの「書式(O)」,「セル(E)」を選択します。 2.「セルの書式設定」ダイアログボックスで「表示形式」タブを選択し、「分類(C)」で「ユーザー定義」をクリックします。 3.「種類(T)」 ボックスの一覧で目的の表示形式に最も近い表示形式をクリックします。 4.「種類(T)」ボックスで、一覧から選択した表示形式を編集して新しい表示形式を作成します。 |
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3 数値の表示形式 |
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(1) 書式記号 |
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書式記号(左図)は、「正の数」、「負の数」、「ゼロ」、「文字列」の
4 つのセクションまで指定できます。各セクションは「;
(セミコロン)」で区切ります。 書式を 1 つだけ指定したときは、その表示形式がすべての数値に適用され、2 つのときは、最初が「正の数」と「ゼロ」、2 番目が「負の数」の表示形式とみなされます。 |
セクションを省略するときは、そのセクションの後ろの「;」だけを入力します。 文字列の書式を設定すると設定文字が先頭に表示されます。 [書式] #,##0;[]#,##0;0;"ランク"@ ● 数値 123 を入力したときは、正の数の書式が適用され、123 と表示されます。 ● 文字列 A を入力すると、ランクA と表示されます。 [書式] "ランク"@ ● 数値 123 を入力したときは、ランク123 と表示されます。 ● 文字列 A を入力したときは ランクA と表示されます。 書式記号の前後ろに文字列を設定すると、数値の前後に文字列が表示されます。文字列が表示されても計算などには影響がありません。 [書式] #,##0円 ● 数値 123 を入力したときは、123円 と表示されます。 [書式] 合計#,##0 ● 数値 123 を入力したときは、合計123 と表示されます。 [書式] (#,##0) ● 数値 123 を入力したときは、(123) と表示されます。 |
(2) 数値書式と小数点以下の有効桁数 |
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● 小数部に指定した書式記号の数よりも小数部の桁数が多い場合は、書式記号の数に合わせて小数部の桁数が四捨五入されます。 | |||
● # を指定すると、有効桁数だけが表示されて余分なゼロは表示されません。 | |||
● 0 (ゼロ) を指定すると、数値の桁数が指定したゼロの数よりも少ない場合に、余分なゼロを表示します。 | |||
● , (カンマ) を指定すると、1000 単位の区切り記号として表示したり、数値を 1000 で割って小数部を四捨五入して表示します。 | |||
● . (ピリオド・・・小数点) を指定すると、「.」に続く数字を小数部として表示します。 | |||
● % (パーセント) を指定すると、数値を100倍して数値の後ろに % 文字を表示します。 | |||
● ? を指定すると、整数部と小数部の余分なゼロがスペースで表示されます。? は桁数の異なる複数の小数を揃えて表示する場合に使います。 | |||
書式記号 | 入力値 | 表示結果 | 説 明 |
---|---|---|---|
G/標準 | 845 | 845 | 数値を標準の表示形式で表示します。 |
#,##0 | 12345 | 12,345 | 1000単位ごとに区切り記号を表示します。入力数値が 0 のとき、0 を表示します。 |
#,### | 12345 | 12,345 | 1000単位ごとに区切り記号を表示します。入力数値が 0 のとき、 0 を表示しません。 |
#, | 12345 | 12 | 12345を1000で割って、小数部を四者五入して表示します。 |
0,0,, | 12345678 | 12.3 | 12345678を1,000,000で割って、少数 2 位以下を四捨五入して表示します。 |
#.# | 8.45 | 8.5 | 少数部の 2 桁目が四捨五入されて表示されます。 |
#.# | 0 | . | 整数部、小数部とも「#」であるため、0 は表示されません。「. (ピリオド)」だけが表示されます。 |
#.0 | 0 | .0 | 整数部が「#」であるため 0 は表示されず、「. (ピリオド)」に続いて小数部に指定した桁数の 0 を表示します。 |
0.# | 0 | 0. | 整数部の 0 と「. (ピリオド)」が表示され、少数部が「#」であるため、0 は表示されません。 |
0.0 | 0 | 0.0 | 整数部、小数部とも 0 が表示されます。 |
0.# | 8.45 | 8.5 | 少数部の 2 桁目が四捨五入されて表示されます。 |
#.000 | 8.45 | 8.450 | 小数部の数値が指定桁より少ないので、小数部の 3 桁目に 0 が表示されます。 |
#.### | 8.45 | 8.45 | 小数点の数値が指定桁より少ないが、小数部 3 桁目は表示されません。 |
???.?? | 123.4 | 123.4 | 小数部の 2 桁目がスペースで表示されます。 |
???.?? | 123.456 | 123.46 | 少数部の 3 桁目が四捨五入されて表示されます。 |
#.??/?? | 123.456 | 123 26/57 | 整数部の次に半角スペースが入り、少数部が分数で表示されます。 |
[DBNum1]G/標準 | 325 | 三百二十五 | 数値を漢数字で表示。(位を表す漢数字付き) |
[DBNum1]#,##0 | 325 | 三二五 | 数値を漢数字で表示。(位を表す漢数字なし) |
[DBNum2]G/標準 | 325 | 参百弐拾伍 | 数値を古い漢数字で表示。(位を表す漢数字付き) |
[DBNum2]#,##0 | 325 | 参弐伍 | 数値を古い漢数字で表示。(位を表す漢数字なし) |
[DBNum3]G/標準 | 325 | 3百2十5 | 数値を全角の数字で表示。(位を表す漢数字付き) |
[DBNum3]#,##0 | 325 | 325 | 数値を全角の数字で表示。(位を表す漢数字なし) |
(3) 文字の色 |
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表示形式で色を設定するには、色の名前 (以下の
8 色) のいずれかを角かっこ ([ ])
で囲んで入力します。これらの色コードは書式部分の先頭に指定する必要があります。 [黒]、[青]、[水]、[緑]、[紫]、[赤]、[白]、[黄] ● #,###_);[赤](#,###) の書式で 12345 を入力すると -12,345 となります。 |
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色の設定方法には、カラーパレットの色番号でしていする方法もあります。この場合は、[色n]のように指定します。n
には 0 〜 56 までが指定できます。 ● #,###_);[色5](#,###) の書式で 12345 を入力すると 12,345 となります。 |
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(4) 条件による文字の色指定 |
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数値が指定した条件を満たす場合にだけ表示形式を設定するには、条件を角かっこで囲みます。条件は、比較演算子と値で指定し、条件と条件の間には「;(コロン)」を入れます。 色と条件の指定はどちらが先でもかまいません。 なお、テストの結果では、設定できる条件は 3 つまでのようです。また、条件は左から実行されますので、最初の条件に一致したときは後の条件が無視されます。 数値を段階的に評価する場合は、大きい数値から小さい数値へと指定します。 セルの塗りつぶし、罫線の色や特定の計算結果によって条件を設定する場合は「条件付き書式」で書式指定を行ってください。 |
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[赤][>=90]#,###;[青][<=89]#,### ・・・90以上は赤、89以下は青で表示します。 | |||
[赤][>=140]#,##0;[青][>=90]#,##0;[黒]#,##0 ・・・140以上は赤、90以上は青で、90未満は黒で表示。 | |||
[赤][>=140]#,##0;[青][>=90]#,##0 ・・・140以上は赤、90以上は青で表示します。90未満は指定がないので数値が表示されません。 | |||
[赤][>=160]#,##0;[紫][>=140]#,##0;[青][>=90]#,##0;[黒]#,##0 ・・・条件式が4つあるのでエラーとなり、この条件は指定できません。 | |||
[赤][>=90];[青][>=140]・・・90以上は赤、90未満は表示しません。140以上の数値を入力しても[>=90]が優先されるので赤で表示されます。 |
4 日付と曜日の表示形式 |
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下表は、いずれも「1995/1/1」の日付を元に表示形式の指定を行った結果です。 表示書式作成時には、下記の書式記号を単独または組み合わせて指定します。 書式記号を使用するときは、記号の前後または記号と記号の間に「年」、「月」、「日」、「/」、「.」、「(」、「)」などの任意の文字を自由に挿入することができます。 年、月、日の順序が入れ替わっても、入れ替わった順序で表示されます。 たとえば、 ● 西暦表示では yy/m/d(ddd) と指定すると 95/1/1(Sun) yyyy年mm年dd(dddd) と指定すると 1995年01月01日(Sunday) d/mmm/yy と指定すると 1/Jan/95 ● 和暦表示では、 ge.m.d(aaa) と指定すると H7.1.1(日) gggee年mm月dd日(aaaa) と指定すると 平成07年01月01日(日曜日) となります。 |
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書式記号 | 表示結果 | 説 明 |
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yy | 95 | 西暦日付の年。年を2 桁で表示 (00 〜 99 ) |
yyyy | 1995 | 西暦日付の年。年を4 桁で表示 (1900 〜 9999) |
e | 7 | 和暦日付の年。年が 1 桁のときは1桁で表示。 |
ee | 07 | 和暦日付の年。年が 1 桁のときは先頭に 0 を表示。 |
g | H | 和暦の元号。元号のローマ字の先頭文字を表示。(M・T・S・H) |
gg | 平 | 和暦の元号。元号の先頭の 1 文字を表示。(明・大・昭・平) |
ggg | 平成 | 和暦の元号。元号名を表示。(明治・大正・昭和・平成) |
m | 1 | 日付の月。月が 1 桁のときは1桁で表示。(1 〜 12) |
mm | 01 | 日付の月。月が 1 桁のときは先頭に 0 を表示。(01 〜 12) |
mmm | Jan | 日付の月。英語の月名の省略型(Jan 〜 Dec) |
mmmm | January | 日付の月。英語の月名のフルネーム(January 〜 December) |
mmmmm | J | 日付の月。英語のイニシャル(J 〜 D) |
d | 1 | 日付の日。日が 1 桁のときは1桁で表示。(1 〜 31) |
dd | 01 | 日付の日。日が 1 桁のときは先頭に 0 を表示。(01 〜 31) |
ddd | Sun | 日付の曜日。英語の曜日の省略型(Sun 〜 Sat) |
dddd | Sunday | 日付の曜日。英語の曜日のフルネーム(Sunday 〜 Saturday) |
aaa | 日 | 日付の曜日。日本語の曜日の省略形(日 〜 月) |
aaaa | 日曜日 | 日付の曜日。日本語の曜日のフルネーム(日曜日 〜 月曜日) |
5 時刻の表示形式 |
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下表は、いずれも「16:8:5」の時刻を元に表示形式の指定を行った結果です。 表示書式作成時には、下記の書式記号を単独または組み合わせて指定します。 書式記号を使用するときは、記号の前後または記号と記号の間に「時」、「分」、「秒」、「(」、「)」などの任意の文字を自由に挿入することができます。 たとえば、 ● 24 時間表示では h/m/s と指定すると 16/8/5 hh時mm分ss秒 と指定すると 16時08分05秒 ● 12 時間表示では、 h:m:s A/Pと指定すると 4:8:5 P hh時mm分ss秒 AM/PM と指定すると 04時08分05秒 PM となります。 |
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書式記号 | 表示結果 | 説 明 |
---|---|---|
h | 16 | 時刻の時。時が 1 桁のときは 1 桁で表示。(0 〜 24) |
hh | 16 | 時刻の時。時が 2 桁のときは 2 桁で表示。(00 〜 24) |
m | 8 | 時刻の分。分が 1 桁のときは 1 桁で表示。(0 〜 59) |
mm | 08 | 時刻の分。分が 2 桁のときは 2 桁で表示。(00 〜 59) |
s | 5 | 時刻の秒。秒が 1 桁のときは 1 桁で表示。(0 〜 59) |
ss | 05 | 時刻の秒。秒が 2 桁のときは 2 桁で表示。(00 〜 59) |
h AM | 4 PM | 時を午前(AM)・午後(PM) の 12 時間表示。(0 〜 11) |
hh:mm AM/PM | 04:08 PM | 時・分を午前(AM)・午後(PM) の 12 時間表示。 |
h:mm:ss A/P | 4:08:05 P | 時・分・秒を午前(AM)・午後(PM) の 12 時間表示。 |
経過時間の表示 |
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セルA1に「12:35:20」の時刻、セルB1に「16:20:40」の時刻が入力されているとき、セルC1に経過時間を求める計算式( =B1-A1)を入力して、表示書式を設定した場合の例を示しますと、下記のようになります。 | ||
書式記号 | 表示結果 | 説 明 |
[h]時間mm分 | 3時間45分 | 経過時間を時で表示 |
[mm]分ss秒 | 225分20秒 | 経過時間を分で表示 |
[ss]秒 | 13520秒 | 経過時間を秒で表示 |
1 配置位置の指定方法 |
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セル内の文字の配置位置を指定するには、セルまたはセル範囲を選択した後、メニューの「書式(O)」、「セル(E)」を選択して「セルの書式設定」ダイアログボックスの「配置」タブ(下図)で行います。 また、設定範囲を選択した状態で右クリックするとショートカットメニューが表示されるので、「セルの書式設定(F)」をクリックしても「セルの書式設定」ダイアログボックスを表示させることができます。 なお、文字の配置指定には、ツールバーにより指定する方法もあります。 |
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左上図は、「セルの書式設定」ダイアログボックスの「配置」タブです。 右上図は、「文字の配置」の「横位置(H)」ボックスの▼ボタンをクリックしたとき表示されるメニューです。右下図は、「文字の配置」の「縦位置(V)」ボックスの▼ボタンをクリックしたとき表示されるメニューです。 下図は、配置の設定を行った結果です。 |
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(1) 横位置 | |
配置位置 | セ ル で の 表 示 結 果 |
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標準 | 文字列は左詰め、数値は右詰めになります。 |
左詰め(インデント) | 文字をすべて左詰めにします。セル内で字下げを行うには、縦位置(H)ボックスの右にある「インデント(I)」ボックスの▼▲ボタンをクリックしてインデント幅を設定します。 数値が 1 分増減するごとに標準フォントの約 1 文字分ずつインデント幅が変更されます。 |
中央揃え | 文字をセルの左右中央に配置します。 |
右詰め | 文字をすべて右詰めにします。 |
繰り返し | 入力された文字列をセルの幅だけ繰り返して表示します。 たとえば「*」を入力すると、セル内に「*******」のように表示されます。 |
両端揃え | 文字がセルの幅に収まりきらないときに、セルの幅に合わせて折り返すように配置します。セルの高さも自動的に調整され、1 つのセル内に収まるようにします。(「折り返して全体を表示する」と同じような機能です。) |
選択範囲内で中央 | 選択された複数のセル範囲内の中央に文字を配置します。ただし、セルは結合されません。 |
均等割り付け | 文字をセル幅一杯に均等に割り付けます。 なお、この指定を行うと、薄く表示されていた「前後にスペースを入れる(E)」チェックボックスへの指定が可能となります。 チェックボックスをオンにすると、文字の両側にスペースを挿入した状態で均等割付されます。 |
(2) 縦位置
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配置位置 | セ ル で の 表 示 結 果 |
上詰め | 文字をセルの上詰めにします。 |
中央揃え | 文字をセル内の上下中央に配置します。 |
下詰め | 文字をセルの下詰めにします。 |
両端揃え | 文字がセルの高さに収まりきらないときに、セルの高さに合わせて折り返すように配置します。セル幅も自動的に調整され、1 つのセル内に収まるようにします。(「折り返して全体を表示する」と同じような機能です。) |
均等割り付け | 文字をセルの上下の高さ一杯に均等に割り付けます。 |
(3) 文字の制御
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下記の指定を行うには、それぞれのチェックボックスをオンにします。 | |
配置位置 | セ ル で の 表 示 結 果 |
折返して全体を表示 | 文字がセルの幅・高さに収まりきらないときに、セルの幅・高さに合わせて折り返すように配置します。セル幅・高さも自動的に調整され、1 つのセル内に収まるようにします。 |
縮小して全体を表示 | 文字がセルの幅・高さに収まりきらないときに、文字の大きさを縮小してセルに収まるようにします。 |
セルの結合 | 選択範囲のセルを結合します。 |
(4) 文字の方向 |
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左図は、文字の配置方向を指定するボックスです。 縦に「文字列」と書かれたボックスをクリックすると、文字が縦書きで配置されます。 横に「文字列」と書かれたボックス内の◆マークを上にずらすと、文字の右側が斜め上、下にずらすと文字の右側が斜め下方向を向きます。 セル内では「文字列」の文字が表示されている状態そのままに配置されます。 文字の表示角度は、下部の角度ボックスの▲▼によっても指定することができます。数値がプラスのときは文字の右側が斜め上、マイナスのときは文字の右側が斜め下方向を向きます。 |
2 ツールバーによる配置位置指定 |
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上図は、Excel のツールバーの一部です。 各ツールバーの機能は、左のアイコンから順に「左詰め」「中央揃え」「右詰め」「均等割り付け」「セルを結合して中央揃え」「セルの結合」「セル結合の解除」「インデント」「インデント解除」です。 なお、これは筆者のパソコン画面のものですので、ツールバーの表示状態はそれぞれの設定結果により異なります。 ツールバーによる文字の配置指定は、配置を設定するセルまたはセル範囲を選択して、配置内容に応じてツールバーのアイコンをクリックします。 |
1 フォントの指定方法 |
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セル内の文字フォントを指定するには、セルまたはセル範囲を選択した後、メニューの「書式(O)」、「セル(E)」を選択して「セルの書式設定」ダイアログボックスの「フォント」タブ(下図)で行います。 また、設定範囲を選択した状態で右クリックするとショートカットメニューが表示されるので、「セルの書式設定(F)」をクリックしても「セルの書式設定」ダイアログボックスを表示させることができます。 なお、文字フォントの指定には、ツールバーにより指定する方法もあります。 |
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左上図が「セルの書式」ダイアログボックスの「フォント」タブです。 ここでは、「フォント名(F)」「スタイル(O)」「サイズ(S)」「下線(U)」「文字飾り」「色(C)」「標準フォント」が指定できます。 右上図は、「下線(U)」ボックスの▼をクリックしたとき表示される下線の種類、右下図は、「色(C)」ボックスをクリックしたときに表示される色パターンです。 「色(C)」ボックスは、フォント・下線・取り消し線の色を指定します。ただし、下線・取り消し線の色はフォントの色に依存しますので個別に指定することはできません。 「文字飾り」欄は、項目名のチェックボックスをオンにすると該当の文字飾りを適用することができます。 「標準フォント(N)」のチェックボックスをオンにすると標準フォントの既定値として設定済みの「フォント名(F)」「スタイル(O)」「サイズ(S)」が選択されます。 Excel 使用時の標準フォントの指定は、メニューの「ツール(T)」、「オプション(O)」を選択して、「オプション」ダイアログボックスの「全般」タブで設定します。 下図は、フォント指定の内容とその結果(「文字列」欄)です。 「MS 明朝」と「MS P明朝」のように、フォント名に「P」が無いものと有るもの違いは、英字の「I」「J」のように細い文字などの場合に、「P」が無いものは等幅フォントで文字幅がどれも同じに表示されますが、「P」があるものは文字幅に合わせて空白を詰めて表示します。(「hijkl」と「hijkl」を比較してみてください。) また、「m3」は特殊記号、単位文字の中にも用意されていませんが、「3」を上付き文字にすると「3」になりますので単位記号のように見せることができます。 |
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2 ツールバーによるフォント指定 |
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上図は、Excel のツールバーの一部です。 なお、これは筆者のパソコン画面のものですので、ツールバーの表示状態はそれぞれの設定結果により異なります。 ツールバーによる文字のフォント指定は、フォントを設定するセルまたはセル範囲を選択して、設定内容に応じてツールバーのアイコンをクリックします。 「フォント名」「サイズ」「色」アイコンの右側の▼ボタンをクリックすると、一覧が表示されます。 |
1 罫線の設定方法 |
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セルに罫線を設定するには、セルまたはセル範囲を選択した後、メニューの「書式(O)」、「セル(E)」を選択して「セルの書式設定」ダイアログボックスの「罫線」タブ(下図)で行います。 また、設定範囲を選択した状態で右クリックするとショートカットメニューが表示されるので、「セルの書式設定(F)」をクリックしても「セルの書式設定」ダイアログボックスを表示させることができます。 なお、罫線の設定には、ツールバーにより指定する方法もあります。 |
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左図が「セルの書式」ダイアログボックスの「罫線」タブです。右図は、罫線の「色(C)」ボックスの▼ボタンをクリックしたときに表示されるパターンです。 罫線設定順序 罫線を設定するには、線の設定部位ごとに「スタイル(S)」→「色(C)」 →設定位置の指定の順で行います。 1.線のスタイルの指定 「スタイル(S)」の見本の罫線をクリックして選択します。 2.罫線の色の指定 「色(C)」ボックスの▼ボタンをクリックして色のパターンを表示し、設定する色をクリックします。 3.罫線設定場所の指定 図の水色で囲ったところ・・・プリセットのボタンの意味は、 「なし(N)」・・・罫線を消去します。 「外枠(O)」・・・外枠の罫線だけを設定します。 「内側(I)」・・・外側の罫線を除き、選択範囲内側の縦横罫線を設定します。 図の橙色で囲ったところ・・・罫線の各ボタンは、罫線の部位を表しています。 設定する部位のボタンをクリックする度に設定(ボタンが凹の状態)と消去(ボタンが凸の状態)を切り替えます。設定結果はプレビュー(「文字列」と書かれた青枠内)で確認することができます。 なお、プレビュー内でも罫線設定部位をクリックすることにより、罫線の設定・消去を行うことができます。いろいろな部位をクリックして結果を確認してみてください。 4.指定完了 すべての指定が完了したら、「OK」ボタンをクリックします。 |
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2 ツールバーによる罫線設定 |
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![]() ツールバーにより罫線を設定する場合は、「罫線」アイコンの右にある▼ボタンをクリックすると、左図の罫線設定部位と、線のスタイル一覧が表示されます。 該当のボタンをクリックすると罫線が設定されます。 なお、一覧の左上端のマークは罫線消去ボタンです。 |
1 セルの色・網掛けの設定方法 |
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セルの色(塗りつぶしの色)、網掛けを設定するには、セルまたはセル範囲を選択した後、メニューの「書式(O)」、「セル(E)」を選択して「セルの書式設定」ダイアログボックスの「パターン」タブ(下図)で行います。 また、設定範囲を選択した状態で右クリックするとショートカットメニューが表示されるので、「セルの書式設定(F)」をクリックしても「セルの書式設定」ダイアログボックスを表示させることができます。 なお、セルの色の設定には、ツールバーにより指定する方法もあります。 |
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![]() |
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左上図は「セルの書式設定」ダイアログボックスの「パターン」タブです。 右上図(「自動」という文字の上)は、上部がパターン(網掛け)の模様、下部(「自動」という文字以下・・・自動は黒色)がパターン(網掛け)の色パターンです。 右下図は、濃い青色がセルに色を設定したもの。真ん中の水色の網目は、網目模様のパターン(網掛け)色を水色にしてセルに設定したもの。下の青地に水色の網目は、セルの色の設定と網掛けの設定を同じセルに対して行った結果です。 このように、セルの色とパターン(網掛け)の設定は、別々に設定することも重ねて設定することもできます。 |
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(1) セルの色の設定 |
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セルに色を設定するには、左上図の「色(C)」の下にある色のパターンをクリックすると、サンプル欄に色が表示されます。 色を消す場合は「色なし」をクリックします。 |
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(2) 網掛けの設定 |
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セルにパターン(網掛け)を設定するには、左上図の「パターン(P)」ボックスの▼をクリックすると、パターンの模様と色の一覧が表示されますので、模様を選択してから色を選択します。 なお、パターンの色だけを選択することはできません。また、白地のパターンは、網掛けを消去するときに使用します。 |
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2 ツールバーによるセルの色の設定 |
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![]() ツールバーによりセルに背景色を設定する場合は、「塗りつぶしの色」アイコンの右にある▼ボタンをクリックすると、左図の色パターンが表示されます。 該当のボタンをクリックすると色が設定されます。 なお、一覧の「塗りつぶしなし」は色を消去するボタンです。 |